少しご紹介しようと思います。
「キャベツとモンシロチョウの関係について」
よく無農薬では野菜は作れない、と言う人います。
その筆頭に上げられるのがキャベツで、絶対に農薬なしでは作れない野菜
とまで言われています。
では、農薬などなかった時代、千年以上もキャベツはどうやって生き残ってきたのでしょう。
キャベツの葉陰で卵から孵化した青虫は、猛烈な勢いで葉をたべはじめます。
ですが、外葉と言われる部分だけで、私達の食用のなる結球した部分にまでは
侵入しないのです。結球した部分の表面には、キャベツ自信が作りだす化学物質、
つまり天然の防虫剤が分泌されるからです。
キャベツがそこまでして結球を守ろうとするのは、人間に食べて貰う為ではなく
中心に大事な花芽を持っているからです。
やがてキャベツが黄色い花を咲かせると、成長して羽化したモンシロチョウが
恩返しとばかりに、受粉を助けてくれるのです。
お互いになくてはならない恋人の様な存在だったのです。
モンシロチョウにとって、これは不幸なことですが、
農薬がたっぷりかかったキャベツを
食べなければならない人間のほうもまた不幸です。
もちろん、劇薬で身をやかれるキャベツも、たまった物ではないのでしょうね!
「ただ食べるだけではなく、何を食べるのかが大切ですね!」
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