2012年5月20日日曜日

「恋人の様な存在!」

ある雑誌にとても素敵な事が書いてありました。

少しご紹介しようと思います。

「キャベツとモンシロチョウの関係について」

 よく無農薬では野菜は作れない、と言う人います。

その筆頭に上げられるのがキャベツで、絶対に農薬なしでは作れない野菜

とまで言われています。

では、農薬などなかった時代、千年以上もキャベツはどうやって生き残ってきたのでしょう。
   
   キャベツの葉陰で卵から孵化した青虫は、猛烈な勢いで葉をたべはじめます。

ですが、外葉と言われる部分だけで、私達の食用のなる結球した部分にまでは

侵入しないのです。結球した部分の表面には、キャベツ自信が作りだす化学物質、

つまり天然の防虫剤が分泌されるからです。

キャベツがそこまでして結球を守ろうとするのは、人間に食べて貰う為ではなく

中心に大事な花芽を持っているからです。

  やがてキャベツが黄色い花を咲かせると、成長して羽化したモンシロチョウが

恩返しとばかりに、受粉を助けてくれるのです。

   お互いになくてはならない恋人の様な存在だったのです。
それが、近年、悪者扱いされるようになり、容赦なく駆除されるようになってしまいました。

モンシロチョウにとって、これは不幸なことですが、

農薬がたっぷりかかったキャベツを

食べなければならない人間のほうもまた不幸です。

もちろん、劇薬で身をやかれるキャベツも、たまった物ではないのでしょうね!

「ただ食べるだけではなく、何を食べるのかが大切ですね!」

   

 
  
  

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